意外に大人しいね
成人
「ほんと久しぶりだなー皆あああ!!」
「ほんとやねー!2年ぶり!」
「俺と飯田は事務所近いからあんま久しぶりって感じしねえな」
「そうだな。緑谷君もこの前会ったから、久しぶりと言う感じはしないな」
「そうだね」
「3人よく会っとるん?」
「俺と轟君は良くご飯食べに行ってるぞ!緑谷君は予定が合えば一緒に行くから、よく会ってはいるな」
「ええなぁ」
「お前らのみ過ぎんなよ。介抱しないからな」
「相澤先生とこうしてお酒飲める日が来るなんて…」
「ケロ、大人になった感じがするわね」
「俺からすればお前らはまだまだ子供だ」
「そりゃ一回りも違うっすから」
「なあなあ爆豪、まだ彼女と同棲してるのか?」
「あ?してんに決まってんだろ。つか結婚したわ」
「………………」
「「「「結婚!!??」」」」
「うっそまじ!?まだおれら20だよ!?」
「年齢なんざ関係ねえだろ。してえと思ったからした」
「かっけえ爆豪…」
「えーだったら式呼んでよー!いつしたのさー!」
「4月の中頃」
「4カ月前じゃん!」
「あとまだ式は挙げてねぇ」
「そうなんだ!いつする予定なん?」
「分かんねえ、ただ何か企んでるらしい」
ゴツン!
「相澤先生!?何で頭ぶつけた!?」
「…(あいつが最近仲良くなった女子大学生ってまさか)なんでもない…」
「……あいつの企みにあんた関係あんのか」
「爆豪と爆豪の彼女さんの間に相澤先生絶対絡んでくるよね」
「俺は絡みに行ったつもりはない」
「いやあんたも大概絡んでくるだろうが」
「んで先生何か知ってるんすか?爆豪の彼女さんの企み?に」
「………今までいろんなヴィランと戦ってきたが…そいつらが可愛く見えるほどあいつが怖い…」
「先生めっちゃ怖がってる!?」
「爆豪の彼女まじ何者?」
「爆豪めっちゃドヤ顔してんじゃん」
「2次会いくやつー!」
「僕行こうかな」
「珍しいな緑谷」
「明日休みなんだ」
「俺もだ。俺も行こうかな、飯田は?」
「明日は仕事あるからな、俺はもう帰ろう」
「爆豪は?」
「俺も帰る。あ」
「あ?」
「…おい何で無視すんだよ!」
「誰に言って…あ」
「まだ話し込んでたから様子見てた」
「女…まさか」
「あ!爆豪の彼女さん、じゃなくてお嫁さん?」
「お嫁さんになるね、既に妻だけど」
「…………」
「爆豪めっちゃ照れてる!!」
「るっせー死ねアホ面!」
「…あ、1年時の」
「!思い出した、轟君とかっちゃんが中身入れ替わった時助けてくれた先輩!」
「よく覚えてるね君ら」
「きめぇ」
「相澤先生なんで障子の後ろに隠れてんすか?」
「やめろ俺を呼ぶな」
「おっと相澤先生じゃないすかー!お久しぶりですー!」
「来るな!ほんと来るなマジで!」
「先生めっちゃ怖がってる!」
「相澤先生がキャラ崩壊しているわ…」
「なーに冷たいこと言ってんすかー、私と先生の仲じゃないすかー」
「やめろ!爆豪さっさとこいつ連れて帰れ!」
「何やってんだ心」
「相澤先生で遊んでる」
「(男で遊ぶ…こういうことか)」
「先生も家まで送りましょうか?」
「お前に家知られるの怖い」
「いやもう知ってるんで」
「「「こわっ!」」」
「いやなんで先生の家知ってるの!?そして先生が知られてること知らないの!?」
「……ああ、あの時言ってたあれか」
「爆豪心当たりあるの!?」
「爆豪のお嫁さんめっちゃこわ…」
「先生が卒業式に言ってた意味分かったかもしんない…」