表と裏
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サイレントヒルに近い。
単独行動の時はコナンとクロスオーバー気味。
表の世界
所謂現世。霊感の強い人間でなければ霊は見えない。表の世界にいる霊は専ら良い霊で悪霊はほとんどいない。いても非常に力が弱く、生きている人間に対して影響が一切ない。
裏の世界
成仏できない悪霊が留まる世界。化物の様なグロテスクな見た目をした「屍人」が徘徊する。物理で吹っ飛んだり仰け反ったりはするが消滅=成仏は霊力がないとできず、維持できない程綻んでも何度も復活する。形成された裏の世界に「核」となる屍人がいる場合があり、その「核」を成仏させると裏の世界が崩壊する。「裏社会」的な意味ではない。
屍人
裏の世界における悪霊の総称。四つん這いだったり腕が何本も生えて居たりする見た目がグロテスクな化物。霊力かその屍人の願いを叶えないと消滅させることはできない。理性の残っていない屍人がほとんどで、願いをかなえることは困難であり大抵は霊力で物理的に消滅させる。
屍人にとって滅却師の血の匂いは嫌悪感があるので少しでも出血していればまず近寄ってこない。但し魂はない筈の空腹感を満たす極上のディナーともいえるので、血の匂いがしても霊力を感じれば襲い掛かってくる。
表の世界から裏の世界へ行く方法
- 核となる屍人が裏の世界を形成した時、偶然霊力の波長が合い巻き込まれること。当人に霊力が無くとも周囲に強力な霊力を持つ人間がいると巻き込まれる可能性が上がる。
- 屍人に引き込まれること。屍人が己の願望を満たすために生きている人間を引き込むことがある。大抵は屍人と何かしら関係のある人間が引き込まれることが多い。核かどうかは関係ない。
- 核であるかどうかは関係なく、屍人の生前を知る人間が、屍人が生前所有していた何かしらを持ち、霊力を使い裏の世界への入り口を開くこと。「屍人の生前」「屍人の所有物」が言わば通行許可証のような役割を持つ。
- 裏の世界とリンクしている表の世界の場所へ行き、霊力を使い強引に入り口を開けること。裏の世界からの拒絶が激しく、くぐる際全身に圧力がかかり、霊力でカバーしなければそのまま全身潰され死んでしまったり、内側から沸騰し破裂するように死んでしまったりすることがある。逆に言えば霊力でカバーできれば自由に行ける。
裏の世界から表の世界へ帰る方法
- 核となる屍人が消滅し裏の世界そのものが崩壊すること。自身へのダメージは一切ない。
- 通行許可証(屍人の生前の情報、屍人の所有物)を所持し霊力を使い出口から出ること。
- 意図して対価を用意し霊力を使い強引に出口から出ること。対価は腕でも足でも、将又その場にいる生きた人間でも良い。対価は目晦ましの意味合いを持つ。霊力が高ければ髪の毛や血、霊力を込めた物でも出ることは可能。
滅却師
屍人を消滅させる霊能力者のこと。裏の世界を知る人々の中では、名前を聞いただけで分かるほど人数が少ない。裏の世界を知る人々は実際に行ってしまった人から単純に信じているという人まで様々。
霊力物を変化させたり、結界術で守護壁を貼ったりすることができる。物の変化は変化前後で同じサイズのものにしか変化できず、一度変化させ元々の物に戻すと崩れ壊れてしまう。故に滅却師の武器は消耗型。より強い霊力を持つ滅却師だと、物理変化だけでなく炎や水に変化させることができる。
DBパラメータよろしく、霊力を自分の意志で隠すことが可能。不用意に裏の世界へ行かないよう表世界では専ら0の状態にしている。
特に能力が高く知名度を誇るの4家が各地方に拠点を置き活動している。青森を拠点に東北地方が北條家。東都を拠点に関東甲信越地方が東條家、大阪を拠点に近畿中国地方が西條家、福岡を拠点に四国九州沖縄地方が南條家。
掃除屋
滅却師としての力を殺しや遺体処理に利用する犯罪者のこと。霊能事体がオカルト的存在である上に裏の世界へ自由に行けるのは同じ力を持つ人間だけの為、完全犯罪とも言えるほどの隠蔽が可能。裏社会ではかなり重宝される存在であり、裏社会や警察組織の上層部では滅却師より掃除屋の方が有名。滅却師としての能力に限界を感じ裏の世界で死にたくない人間が掃除屋になりやすい。故に滅却師の間では「負け組」とも言われている。
東條理桜
霊力カンスト、座学ワーストな花宮の幼馴染。素の身体能力は高いが霊力を使うと人間のレベルを超える。直感型の人間で理論立てて動くより脊髄反射で動く。運動神経は頗るいいのに球技が壊滅的にできない。剣道は全国トップレベルだが滅却師を優先している為部活に入っていない。頭が悪いから座学ができないのではなく、勉強していないので座学ができないだけでやればそこそこできる。他人の名前を覚える気があまりない。
武器は竹刀を霊力で日本刀に変化させている。飛び道具は割りばしをダーツの矢の様なものに変化させて投げ下いる。元々ダーツは出来なかったが幼馴染の影響でできるようになった。霊力を炎に変えることができる。
両親は幼い頃死亡。祖父が病気で緑間病院に入院している。父の友人であり緑間病院の元外科医の本間夫婦が代わりに面倒を見たり怪我の治療をしたりしている。
仕事着は、白いマスク、フードがついてお尻を隠せるほど丈の長い白いパーカー、膝より少し上の丈の紺のスカート、黒いニーハイに赤いスニーカー。パーカーの下は黒いポロシャツで、通行証に当たる屍人の所有物はポロシャツの胸ポケットに入れている。筒状の竹刀入れに常に3本は竹刀を入れ、ウェストポーチには大量の割りばしが入っている。裏の世界へ行くとき携帯電話は持っていかないスタイル。態と白い汚れの目立つ服にすることで、汚れが一目でわかるようにしている。
花宮真
小6の時に裏の世界に不運にも巻き込まれ東條に助けられる。それをきっかけに、「保育園時代からなんだかんだ同じクラスの女子」から正式に「幼馴染」と認める。霊力を持たないのにその魂が屍人にとって極上の味らしいことをその時知る。守られるのは癪に障るが自身ではどうしようもない為やむを得ず東條に守られている。
狙われているから逃げるというより返り討ちにするタイプなので、屍人に襲い掛かられても物理で伸してから逃げる。